■ラクトフェリンとダイエット
人では特に母乳に多く含まれていて、出産後数日の間に分泌される「初乳」に最も多く含まれているタンパク質の一種です。
このラクトフェリンは健康や美容に対して様々な効果があるといわれていますが、注目したいのは「ダイエット効果」です。
■メタボ対策に効果あり!
ライオン株式会社と京都府立医科大学、国立がんセンターの共同研究で初めてヒトにも内臓脂肪を低減させる効果が確認されたのです。
それまでは、ラクトフェリンが脂肪を減らす効果があることは、動物実験では確認されていたのです。
メタボリック症候群の原因は「内臓脂肪の蓄積」。そのため、内臓脂肪を低減させることはメタボリック症候群に対して大変有効であるのです。
共同研究の発表では、成人にラクトフェリンを2ヶ月間経口摂取してもらい、摂取期間中のウエストサイズと腹部内臓脂肪面積の変化を測定したところ、ウエストサイズで4%、内臓脂肪面積で22%の減少が認められたのです。
特に効果があった人は、内臓脂肪面積が40%も低下しています。
現在、メタボリック症候群の該当者は、40〜74歳の対象人口約5700万人のうち約940万人、予備軍をあわせると約1960万人といわれてます。メタボリック症候群への対策は、国民健康の増進に対して大きな課題となっているため、ラクトフェリンによる内臓脂肪低減効果は大変期待される成分といえます。
■ただし、ラクトフェリンは熱や酸に弱い
ただし、ラクトフェリンは熱や酸に弱く、酵素で分解されやすいものなのです。
そのため、ラクトフェリンをそのまま口から摂取しても胃酸で分解されてしまい腸にまでは届かず、思った効果が得られないのです。
ラクトフェリンを腸にまで届けるため、この共同研究では「腸溶加工」という腸に届くまでは分解されない加工を施していて実験しています。
ラクトフェリンを使用したサプリメントはいろいろ出ていますが、ダイエット効果を期待するときは腸溶加工してあるラクトフェリンを選ぶようにしましょう。
また、腸溶加工してあるラクトフェリンは効果が早く現れやすいという嬉しい効果がありますが、反面、効果の消失も早いため規則正しく毎日摂取するのが一番効果的といえます。